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2014.11.30 Sunday

福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性---(4/4)

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    2014年11月

    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性
    ――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性
    (4/4)

    渡辺悦司 遠藤順子 山田耕作    2014年10月13日(2014年12月18日改訂)


    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(No.1) (26ページ,p1-p26,1953KB,pdf)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(No.2) (45ページ,p27-p71,1614KB,pdf)


    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(1/4)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(2/4)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(3/4)



        4.おわりに

     福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性について、物理学・金属学・生物無機化学・医学・薬学など多様な観点から、可能な限り総合的に議論した。メルトダウンした原発からナノからミクロン(10−9mから10−6m)サイズの多様な微粒子が放出されたことが示された。そして、身体への侵入経路は微粒子の大きさによって異なり、それぞれに異なる危険性が具体的に明らかにされた。その結果、かって、ホットパーティクルとしてプルトニウムで恐れられたのと同様の内部被曝の危険が、今回さらにセシウム、ストロンチウムなど多様な元素でも生じる現実的可能性が指摘された。また、劣化ウラン弾によって生じるのと同様のいっそう小さな微粒子により、血液やリンパ液を通じて放射性微粒子が全身に拡散し、白血病・骨髄腫、さまざまながん、白内障や眼科疾患、免疫力低下など多くの重大な病気を引き起こす危険性が示された。
     さらに、福島だけでなく、東京はじめ関東における放射性物質の再浮遊による深刻な汚染の現状を指摘するとともに、すでに在京の一部病院で放射性微粒子を含む被曝による疾患と思われる血液系疾患や白内障の増加が見られることを報告した。いま必要なことは、現状を注意深く直視するとともに、情報を組織的・系統的に集約することであり、この点でのみなさまのご協力を訴える。そして、原発の再稼動や被災地への帰還を進めることは決しておこなうべきではない。




     
        注 記

    注1 本論文を作成するに当たって基礎となった作業は、以下の著作等にまとめられている。
    ①原発問題全般については、大和田幸嗣、山田耕作、橋本真佐男、渡辺悦司『原発問題の争点 内部被曝・地震・東電』緑風出版(2012年)。
    ②福島原発事故による放射性物質の放出量については、山田耕作、渡辺悦司「福島事故による放射能放出量はチェルノブイリの2倍以上――福島事故による放射性物質の放出量に関する最近の研究動向が示すもの」(2014年5月16日)「市民と科学者の内部被曝問題研究会」ブログ。
    http://blog.acsir.org/?eid=29
    ③汚染水については、山田耕作、渡辺悦司「青山道夫氏の汚染水についての『科学』論文によせて――福島事故による放射性物質の放出量、汚染水に含まれる量、海水への漏洩、それらのチェルノブイリ事故・広島原発・核実験との比較について」(2014年8月13日、未公表)。
    ④放射線による内部被曝全般については、遠藤順子「遠藤順子医師講演 家族を放射能から守るために〜国際原子力組織の動きと内部被曝」(2014年8月3日 北海道伊達市において行われた講演のビデオ映像)。
    https://www.youtube.com/watch?v=rgUBXFeX-_o
    ⑤政府の放射線に対する基本的考え方と住民の汚染地域への帰還政策の批判については、澤田昭二ほか『福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り 隠される放射線障害と健康に生きる権利』旬報社(2014年)、とくに同書所収の山田耕作著「『放射線リスクに関する基本的情報』の問題点」。

    注2 アメリカの週刊誌『タイム』は、1990年4月9日号において、チェルノブイリ事故4周年の報道特集を組んでいる。それによれば、現場の医師の経験した事実として、健康被害が急速に顕在化してきたのは事故2年半が経過した以後であるという。「チェルノブイリ原子力発電所がメルトダウンを起こしてから4年が経過した。だがソ連での核破局の深刻な影響は、現在も深化し続けている。原子炉の周囲に広がる、ウクライナと隣国ベラルーシにまたがる広範囲の人口密集地帯は、高レベルの放射能に汚染されたままである。土地の汚染によって、極度の健康問題と経済的荒廃がもたらされている。」同誌は、事故炉から60km離れたウクライナの農業地区の取材記を掲載している。「ウラジーミル・リソフスキーは、ナローディチ地区中央病院の医師である。彼は、過去18ヶ月間(1年半)に、甲状腺疾患、貧血症、ガンが、劇的に増加したことを強調している。住民は、また、極度の疲労、視力喪失、食欲喪失といった症状を訴え始めており、これらはすべて放射線疾患の症状である。最悪のものは、住民全体の免疫水準の驚くべき低下である。『健康な人々でさえ病気が直りきらずに苦労している』とリソフスキーは指摘する。しかも子供たちが最悪の影響を受けている。」「農民たちは、家畜の先天性欠損症が爆発的に増加しているのを目撃している。8本の足をもち、下あごが変形し、脊椎骨の関節が外れた子馬が生まれている。写真家コスティンによれば、ビャゾフスカのユーリー・ガガーリン・コルホーズでは197匹の奇形の子牛が生まれたという。それらのなかには、目がないもの、頭蓋骨が変形したもの、口が歪曲したものが見られた。マリノフカの農場では、事故後に、約200匹の異常をもつ子豚が生まれた。」さらに同誌は「永く続く放射線被曝にもかかわらず、自分の住居を去って避難民になることを拒否している住民も多い。多くの村々を強権的に一斉避難させる計画は中断されたままである。ウクライナ人の中には、非合法に避難区域に帰還した人々もいる。それらの人々にとっては、目には見えない放射性降下物が今後長期にわたって危険であることなど理解できないものであろう」と書いている。日本においては、反対に政府が避難を「拒否し」、反対に「放射性降下物の長期的な危険性」を公然と否定し、反対に、危険性を指摘する人々を「風評被害を煽る」ものだと批判することによって、住民をチェルノブイリでは避難地区となっている線量の汚染地域に居住させ続け、そのような地域にさらに住民の帰還を推し進めようとしている。

    注3 アーニー・ガンダーセンは2011年8月21日、米国原子力規制委員会の報告を引用しながら「核燃料の破片は1マイル以上飛散した」と評価している。
    http://www.youtube.com/watch?v=tSn_-NohjAA

    注4 微粒子形成過程についての分析は、佐藤修彰(東北大学多元物質科学研究所)「福島原発事故における燃料および核分裂生成物の挙動」にある。
    http://www.applc.keio.ac.jp/~tanaka/lab/AcidRain/%E7%AC%AC35%E5%9B%9E/1.pdf
    また炉心溶融過程の温度分析は、工藤保(日本原子力開発機構 安全研究センター)「原子炉の炉心溶融 日中科学技術協会講演会『東電福島事故と中国の原子力安全』」(2011年6月6日)にある。
    http://jcst.in.coocan.jp/Pdf/20110606/1_CoreMeltDown.pdf

    注5 原発推進を目的とする団体である「エネルギー問題に発言する会」は、石川迪夫氏を講師に招き限定した参加者だけで同氏の新著『考証・福島原子力事故−炉心溶融・水素爆発はどう起こったか』(日本電気協会新聞部 2014年)についての講演会を開催した。その質疑の中で参加者の一人は、「炉心が形状を保ったままかろうじて屹立していても、十字形の制御棒は溶け落ちていて存在していない。そのような状況で水を注入して再臨界の心配はないのか」と質問した。それに対して石川氏は「(注水による)分断によって燃料形態が崩れれば、再臨界は、実際にはほとんど考えられない」と答えた。ということは、注水時に「燃料形態が崩れなければ」あるいは「崩れるのが一瞬でも遅れれば」、再臨界が起こることは十分に「考えられる」ということに等しい。この資料は、原発推進勢力内部において、再臨界の可能性が非公開の場では本格的に検討されているという事実を示している。
    「第145回エネルギー問題に発言する会 座談会議事録 考証・福島原子力事故−炉心溶融・水素爆発はどう起こったか」(2014年6月19日)4ページ
    http://www.engy-sqr.com/lecture/document/145zadannkai-gijiroku.pdf

    注6 水ジルコニウム反応(900℃以上になると起こるとされる)による発熱は、崩壊熱に加わって、さらに高温を生み出したと考えるのが自然である。水ジルコニウム反応を崩壊熱に対置し、それによって崩壊熱による炉心溶融の事実を否定するために水ジルコニウム反応を利用しようとする試みが行われている。そのようなものとしては、『電気新聞』インターネット版による石川迪夫氏の著書『考証・福島原子力事故−炉心溶融・水素爆発はどう起こったか』の紹介記事がある。同紙は「炉心溶融は崩壊熱ではなく、ジルコニウム水反応に代表される被覆管などの炉心材料と冷却水の化学反応による、急激な発熱によるもの」であり「炉心溶融は崩壊熱により液状となって溶け落ちたのではなく、(注水によって)炉心が急激に冷却されたことにより、バラバラと折れるように崩壊し、その後、ジルコニウム水反応を主体とした化学反応によって溶融に至った」「炉心溶融と水素爆発のタイミングはほぼ同じ」と書いている。『電気新聞』のホームページより引用。
    http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20140403_01.html
    http://www.shimbun.denki.or.jp/publish/media/books/201404_koushou.html
    しかし、このような評価は、メルトダウンが、1号機で地震発生から「5時間後」(3月11日20時半過ぎ)にはすでに始まっていたとする政府の原子力安全・保安院(当時)の評価や、同22時ごろとするエネルギー総合工学研究所の事故解析ソフトSAMPSONによる解析結果に反する。
    NHKニュースインターネット版2011年6月6日
    http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110606/2110_hoanin.html
    『検証福島原発1000日ドキュメント』(『ニュートン』別冊)2014年5月15日、38ページ

    注7 Ian Goddard; Fukushima Unit 3: Steam-Explosion Theory
    http://archive.lewrockwell.com/orig4/goddard2.1.1.html
    日本語訳は以下のサイトにある。
    イアン・ゴッダード「福島第一原発 3号機:水蒸気爆発理論」
    http://blog.livedoor.jp/pph2tm-ikenobu/archives/cat_10118083.html

    注8 岡本良次ほか「炉心溶融物とコンクリートとの相互作用による水素爆発、CO爆発の可能性」『科学』2014年3月号

    注9 水素の大手供給業者、岩谷産業の「水素とイワタニ」というサイトで解説されている。
    http://www.iwatani.co.jp/jpn/h2/faq/faq.html

    注10 理化学研究所研究員であった槌田敦氏は、「臨界は簡単には起きないというのはウソであり」「5−10%低濃縮ウランは、水があれば核分裂を起こして爆発する」として、核爆発を主張している。
    「事故から1年半、水素爆発のまま」 (2012/10/25)
    https://www.youtube.com/watch?v=scVL1tRdbLM
    「書き換えられた福島原発事故」 (2012/11/25)
    https://www.youtube.com/watch?v=dbg0qnWwPq4
    「東電福島第一原発事故 その経済的原因と今後のエネルギー」 (2012/12/11)
    https://www.youtube.com/watch?v=ZBjnfR_5Z1I
    講演要旨は以下のサイトにある。
    http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/357.html
     核爆発を引き起こした具体的過程については、いろいろな説明が提起されている。アーニー・ガンダーセン氏は水素爆発が引き起こした振動による使用済み燃料プールの核燃料による核爆発を、クリス・バズビー氏はプルトニウム濃縮蒸気の核爆発を、ガンダーセン氏の引用しているNRC秘密報告書は原子炉内の再臨界爆発の可能性をそれぞれ提起している。これらはすべて説得的であるが、東電・政府が決定的データや設備の被害状況を今にいたるも公開していないため、本来は解明できるはずであるにもかかわらず、「仮説」の段階にとどまっている。しかしどのような過程を辿ったにせよ、再臨界・核爆発が生じた事実自体はいまや否定できない。

    注11 北田正弘『新訂初級金属学』内田老鶴圃(2006年)第8章6節も参照のこと。ちなみに、北田氏は日立製作所(原発メーカー)の中央研究所勤務であった。

    注12 Kouji Adachi, Mizuo Kajino, Yuji Zaizen & Yasuhito Igarashi; Emission of spherical cesium-bearing particles from an early stage of the Fukushima nuclear accident
    http://www.nature.com/srep/2013/130830/srep02554/full/srep02554.html

    注13 矢ヶ崎克馬「矢ヶ崎克馬教授が あの福島原発事故の放射性微粒子の正体に迫る」2014年7月4日
    http://www.sting-wl.com/yagasakikatsuma13.html

    注14 Yoshinari Abe, Yushin Iizawa, Yasuko Terada, Kouji Adachi, Yasuhito Igarashi, and Izumi Nakai; Detection of Uranium and Chemical State Analysis of Individual Radioactive Microparticles Emitted from the Fukushima Nuclear Accident Using Multiple Synchrotron Radiation X-ray Analyses; Analytical Chemistry
    http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ac501998d

    注15 大野利眞、森野悠、田中敦「福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中の挙動」保健医療科学2011年Vol.60 No.4 292、296ページ
    http://www.niph.go.jp/journal/data/60-4/20116004003.pdf

    注16 兼保 直樹(産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門 大気環境評価研究グループ 主任研究員)「風に乗って長い距離を運ばれる放射性セシウムの存在形態――大気中の輸送担体を解明」 
    http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20120731/nr20120731.html

    注17 文科省「文部科学省によるプルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について」
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/shiryo/__icsFiles/afieldfile
    /2011/10/05/1311753_3.pdf
    アメリカへの飛散については、『サンデー毎日』(2011年6月12日号)「太平洋を越えたプルトニウムの謎」19〜21ページを参照。その他この事実を早くから指摘した下記のブログも参照のこと。
    http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-44.html

    注18 小泉昭夫、原田浩二、新添多聞、足立歩、藤井由希子、人見敏明、小林果、和田安彦、渡辺孝男、石川裕彦「福島県成人住民の放射性セシウムへの経口、吸入被ばくの予備的評価」
    http://hes.med.kyoto-u.ac.jp/fukushima/EHPM2011.html

    注19 ロザリー・バーテル「劣化ウランと湾岸戦争症候群」嘉指信雄ほか編『ウラン兵器なき平和をめざして』(2008年)合同出版所収

    注20 「黒い物質」「黒い塵」「黒い粉」についての記述は多くあるが、ここでは志葉玲「首都圏を襲う超高線量の黒い物質(その1〜3)」(2012年6月1、4、5日)を挙げておこう。
    http://reishiva.jp/report/?id=5888
    http://reishiva.jp/report/?id=5891
    http://reishiva.jp/report/?id=5896

    注21 山内知也(神戸大学教授)「放射能汚染レベル調査報告書 首都圏における生物濃縮がもたらす高レベルの汚染」(2012年4月20日)
    http://tokyo-mamoru.jimdo.com/%E9%AB%98%E6%BF%83%E5%BA%A6%E6%B1%9A%E6%9F%93-%E8%B7%AF%E5%82%8D%E3%81%AE%E5%9C%9F-%E6%83%85%E5%A0%B1/
    また『東京新聞』2012年5月17日「江戸川区 路上に高濃度セシウム」も参照。
    http://onand.under.jp/genpatsu/index.php?%B9%BE%B8%CD%C0%EE%B6%E8%A1%A1%CF
    %A9%BE%E5%A4%CB%B9%E2%C7%BB%C5%D9%A5%BB%A5%B7%A5%A6%A5%E0%A1
    %A1%C1%F4%A4%E4%A5%B3%A5%B1%CE%E0%A4%C7%C7%BB%BD%CC%A4%AB

    注22 早川由起夫(群馬大学教授)「『黒い物質』改め『路傍の土』」(2012年5月25日)
    http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-512.html

    注23 Japan's Black Dust, with Marco Kaltofen; Fairewinds Energy Education Podcast July 10th, 2013; Podcast Transcript
    http://www.fairewinds.org/japans-black-dust-with-marco-kaltofen/
    日本語訳は、小林順一訳「放射線科学の世界的権威が明らかにする・日本の黒い塵、その正体(その1〜5)」
    http://kobajun.chips.jp/?p=13069
    http://kobajun.chips.jp/?p=13706
    http://kobajun.chips.jp/?p=13975
    http://kobajun.chips.jp/?p=14179
    http://kobajun.chips.jp/?p=14201
    カルトフェンによる詳細な説明は次のサイトにある。
    http://fukushimavoice-eng2.blogspot.jp/2013/06/radiological-analysis-of-namie-street.html

    注24 The Hottest Particle; April 3rd, 2014
    http://www.fairewinds.org/hottest-particle/
    日本語訳は以下のサイトにある。「黒い砂の正体はつまり核燃料」
    http://ameblo.jp/mhyatt/entry-11866091534.html

    注25 「フクロウの会」のホームページにある。
    http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/files/2014_1010ozawa2.pdf

    注26 小出裕章「プルトニウムという放射能とその被曝の特徴」
    http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/Pu-risk.pdf
    タンプリン、コクランの当時の報告はインターネットで見ることができる。
    Authur R. Tamplin, Thomas B. Cochran (1974.2), Radiation Standards for Hot Particles, A Report on the Enadequacy of Existing Radiation Protection Standards Related to Internal Exposure of Man to Insoluble Particles of Plutonium and Other Alpha-Emitting Hot Particles
    http://docs.nrdc.org/nuclear/files/nuc_74021401a_0.pdf

    注27 原子力委員会の文書は、『原子力委員会月報』14(12)で、以下の政府サイトにある。
    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V14/N12/196901V14N12.html

    注28 萩原ふく氏のサイトは以下にある。
    http://noimmediatedanger.net/contents/seminar1976/270

    注29 山村雄一、吉利和編『内科学書』第3版 中山書店 1987年 881ページ

    注30 前掲『内科学書』第3版 803ページ

    注31 福井基成監修 吸入指導ネットワーク編集 『地域で取り組む喘息・COPD患者への吸入指導 吸入指導ネットワークの試み』フジメディカル出版(2012年)

    注32 小川聡総編集『内科学書』第8版(2013年)第2巻417ページ。

    注33 公益財団法人宮城厚生協会 仙台錦町診療所・産業医学センター広瀬俊雄医師の本論文の共著者遠藤への私信

    注34 海老原勇「粉じん作業による系統的疾患」『社会労働衛生』10巻4号23-48,2013.3

    注35 海老原勇「粉じん作業と免疫異常」『労働科学』58巻12号607-634,1982.12。同「粉じん作業による全身疾患」『社会労働衛生』11巻1号41-55,2013.6。

    注36 石丸小四郎ほか『福島原発と被曝労働』明石書店(2013年)206〜207ページ

    注37 ナノ粒子の体内への取り込みの問題に関する政府側の資料は、例えば、以下の文書に見られる。
    環境省ナノ材料環境影響基礎調査検討会「ナノ材料の有害性情報について」
    https://www.env.go.jp/chemi/nanomaterial/eibs-conf/02/mat02.pdf
    研究の概要については国立環境研究所「ナノ粒子・マテリアルの生体への影響 分子サイズまで小さくなった超微小粒子と生体との反応」『環境儀』N0.46 2012年10月号
    http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/46/46.pdf

    注38 ロザリー・バーテル前掲(注19参照)

    注39 安間武訳「あるナノ粒子は胎盤関門を通過する可能性がある SAFENANO 2009年11月20日」
    原著はSAFENANO 20/11/2009; Study indicates potential for certain nanoparticles to cross the placental barrier

    注40 「ナノ粒子は細胞バリアを越えてDNAを損傷するかもしれない ブリストル大学プレスリリース2009年11月5日」。これには安間武氏の要約がある。
    http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/news/091105_nanoparticles_DNA_damage.html
    原著はUniversity of Bristol; Press release issued 5 November 2009; Nanoparticles may cause DNA damage across a cellular barrier
    http://www.bris.ac.uk/news/2009/6639.html

    注41 落合栄一郎氏は、「生物学的半減期」が国際原子力組織(ICRPなど)の作り出した虚構であって現実には存在しないと主張している。「落合栄一郎さん来日歓迎講演会『放射能は地球上の生命を徐々に蝕んでいる』」
    https://www.youtube.com/watch?v=ImuXpf9am-E&feature=youtu.be

    注42 おおざっぱな計算だが、セシウム原子の半径が256pm(ピコメートルすなわち10-12メートル)なので0.256nmとなり、1nmに原子が2個並ぶ。1nmの立方体にはセシウム原子が8個入ることになる。足立氏の発見した粒径2μmはおよそ直径2000nmので半径はその半分1000nmである。球体の体積は4πr3/3なので、半径は1μmの球体には4π÷3×10003=4.19×109個の1nmの立方体があることになる。それぞれ8個の原子が含まれるので、セシウムの原子数は33.5×109個すなわち335億個ほどになる。実際には他の原子も含まれるので、セシウム原子の数はずっと少ないものと考えられる。
     小柴信子氏は、足立論文に基づいて、足立氏が採取した2.6μmと2.0μmの放射性微粒子中のセシウム原子の数をそれぞれおよそ45億個と21億個と推計している。
    「足立論文に、直径2.6μmの微粒子から検出したセシウムのBq数から、微粒子に含まれるセシウムの質量濃度は、微粒子の密度を2.0[g/cm3]と仮定すると5.5%とある。これに基づき1微粒子に含まれるセシウム原子数を計算した。
    微粒子の体積は球の体積の公式より、9.2×10E(-12) [cm3]。
    微粒子に含まれるセシウムの質量は、微粒子の体積×微粒子の密度×セシウムの質量濃度なので、
     9.2×10E(-12) [cm3] × 2.0 [g/cm3] × 0.055 = 1.0×10E(-12) [g]
    セシウム134(原子量134)とセシウム137(原子量137)はほぼ同量検出されているので、セシウムの原子量135.5とすると、セシウムのモル質量は135.5[g/mol]。
    1微粒子に含まれるセシウムのモル[mol]は
     1.0×10E(-12) [g] / 135.5[g/mol] = 7.5×10E(-15) [mol]
    1モルあたりの原子数は 6.0×10E(23)[個/mol](アボガドロ定数)なので、1微粒子に含まれる原子数は
     7.5×10E(-15)[mol] ×6.0×10E(23)[個/mol] = 4.5×10E(9)[個]
    足立氏らが発見した直径2.6μmの1微粒子に含まれるセシウム原子数は45億個となる。またもう一つの粒子の場合も同組成だとすると直径2.0μmなので、体積比は1.33/13=2.197であり、45億個の約半分の原子数となる。」(筆者への私信)

    注43 落合栄一郎『放射能と人体 細胞・分子レベルから見た放射線被曝』講談社(2014年).同書の基礎となった英語版は、Ochiai, Eiichiro; Hiroshima to Fukushima ― Biohazard of Radiation; Springer Verlag; 2014 英語版には日本語版において割愛された重要部分(放射線と人類とは絶対に共存できないという氏の強い信条など)もあり、さらに内容豊かなものとなっている。

    注44 矢ヶ崎克馬「内部被曝についての考察」(「劣化ウラン廃絶キャンペーン」のホームページより)
    http://www.cadu-jp.org/data/yagasaki-file01.pdf

    注45 われわれの前掲『原発問題の争点』第1章第6節「低線量被曝の分子基盤:ペトカウ効果とバイスタンダー効果」を参照のこと。「ペトカウ効果」の語義は、当初の「ペトカウの実験」という意味から、「放射線起因の活性酸素による細胞損傷メカニズム」「活性酸素及びその反応によって生じる過酸化脂質などにより引き起こされる、悪性腫瘍・動脈硬化症・心臓病・脳梗塞を含む多くの病気や老化」へと拡大してきた。この点については、Wikipedia日本語版の「ペトカウ効果」の項目が興味深い指摘を行っている。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A6%E5%8A%B9%E6%9E%9C
    このような広義の「ペトカウ効果」解釈の基礎となった著作として、ラルフ・グロイブ、アーネスト・スターングラス著 竹野内真理訳『人間と環境への低レベル放射能の脅威』あけび書房(2011年)がある。

    注46 エピジェネティクスの定義については、仲野徹『エピジェネティクス――新しい生命増をえがく』岩波書店(2014年)21ページ。
    細胞外基質(細胞外マトリクスECMともいう)については、Extra Cellular Matrix; Mina Bissell: Experiments that point to a new understanding of cancer参照。NHKのホームページにある。乳腺細胞をその基質から引き離して培養すると乳汁を産生しないが、また基質内に入れると産生するようになる、がん細胞を正常な基質内に入れると無際限な分裂が止まるなどの興味深い実験が紹介されている。細胞外基質が細胞に対しどう機能すべきかを指示しているのではないかという推論を行っている。
    http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/140924.html
    デェヴィッド・サダヴァほか著 石崎泰樹ほか訳『アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』講談社(2010年)73〜75ページも参照した。
    関口清俊(大阪大学蛋白質研究所教授)「細胞外マトリックスの多様性とインテグリンシグナリング」も、細胞膜と細胞外基質との情報伝達の具体的メカニズムに関して重要な指摘を行っている。
    http://www.protein.osaka-u.ac.jp/chemistry/research/ECM.html
    なども参照した。

    注47 この際、落合氏の指摘するように、作用が強力で人体内に解毒する酵素がないヒドロキシラジカル・OHがとくに重要である。落合前掲『放射線と人体』158ページ

    注48 山内脩・鈴木晋一郎・桜井武『生物無機化学』朝倉書店(2012年)の2.4および2.5の各節 220〜289ページ

    注49 吉川敏一(元京都府立医科大学教授)「フリーラジカルの医学」『京都府立大学雑誌』126(6) 2011年 385〜6ページ
    http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/120/120-6/yoshikawa06.pdf

    注50 前掲『原発問題の争点』(注1-①)、23〜24ページ。数値の原典は、崎山比早子「放射性セシウム汚染と子供の被曝」『科学』2011年7月号。

    注51 厚生労働省「白内障と放射線被曝に関する医学的知見について」の文献No.824
    Cucinotta, F.A. et al.; Space radiation and cataracts in astronautsからの引用。宇宙飛行士のデータの解析による評価。
    http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/130726_3-21.pdf

    注52 田野保雄ほか総編集『今日の眼疾患治療指針(第2版)』医学書院(2007年)所収、山田昌和著「角膜上皮の沈着物」154ページ。

    注53 川合真一ほか編集『今日の治療薬 解説と便覧 2014』南江堂(2014年)「眼科用剤 白内障治療薬」1020ページ

    注54 黒田洋一郎ほか『発達障害の原因と発症メカニズム』河出書房新社2014年、第9章第5節(291〜295ページ)。この節の表題は「放射性物質(ストロンチウム90など)の内部被曝による、自閉症など多くの疾患・障害の発症の可能性とその予防」となっている。

    注55 われわれは、2012年春頃までの福島事故による健康被害の状況について前掲『原発問題の争点』の第1章第5節(「福島原発事故による日本での内部被曝の進行」)で可能な限り全面的にまとめようと試みた。それ以後のデータについては以下を参照のこと。
    ①福島県における小児甲状腺がんの多発については、津田敏秀「2014年8月24日福島県『県民健康調査』検討委員会発表分データによる甲状腺検査分まとめ」『科学』岩波書店2014年10月号、同「放射能による甲状腺がんの多発」『Days Japan』デイズ・ジャパン出版2014年10月号。
    ②福島県における心臓病の多発とそれによる死亡の放射能汚染との関連については、明石昇二郎「福島県で急増する『死の病』の正体を追う」『宝島』2014年10月号、福島県におけるがん死の多発については同じく明石昇二郎「福島県でなぜ『ガン死』が増加しているのか」『宝島』2014年11月号。
    ③福島県と周辺地域における死産および乳児死亡の増加については、ハーゲン・シュアブほか「東日本大震災/福島第1原発事故による死産と乳児死亡の時系列変化」『科学』岩波書店2014年6月号。
    ④鼻血については、福島県双葉町および宮城県丸森町の住民に対する2012年11月時点での質問票による健康調査で、対象の滋賀県長浜市木之本町と比較して「有意に多い症状」として鼻血などが報告されている。中地重晴「水俣学の視点からみた福島原発事故と津波による環境汚染」『大原社会問題研究所雑誌』 No.661/2013.11
    http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/661/661-01.pdf
    『ビッグ・コミック・スピリッツ』2014年6月2日号の「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」の項に掲載された矢ヶ崎克馬、肥田舜太両氏の見解を参照のこと。
    ⑤小児の免疫機能の低下については、福島県の第13回「県民健康調査」検討委員会の資料においても、平成24年度の「健康診査」結果の中に6歳以下の女児の0.1%に好中球500/μL以下のいわゆる「無顆粒球症」が報告されている。
    第13回「県民健康調査」検討委員会(H25/11/12)の資料3.「県民健康調査の実施状況について」
    https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/6427.pdf
    ⑥福島県周辺自治体における健康調査については、
    茨城県「取手市小中学校 心臓検診結果(2013/01/01)」
    http://www.h7.dion.ne.jp/~touhyou/houshaedu/sinzou_toride.pdf
    ⑦福島原発事故による健康被害を可能な限り全体的に概観しようとする試みについては、落合栄一郎前掲書第10章を参照のこと。Ochiai, Eiichiro; Hiroshima to Fukushima ― Biohazard of Radiation; Springer Verlag; 2014のChapter 15には、さらに詳しい紹介がある。
    また、そのような試みの一つとして、前掲「遠藤順子医師講演 家族を放射能から守るために〜国際原子力組織の動きと内部被曝」2014年8月3日のビデオ映像も参照いただければ幸いである。
    https://www.youtube.com/watch?v=rgUBXFeX-_o

    注56 前掲『宝島』2014年10月号(注53-②)

    注57 児玉龍彦著『内部被曝の真実』幻冬舎新書(2011年)83ページ

    注58 John Howard; Minimum Latency & Types or Categories of Cancer; World Trade Center Health Program; Revision May 1, 2013
    http://www.cdc.gov/wtc/pdfs/wtchpminlatcancer2013-05-01.pdf

    注59 日本政府の原子力規制委員会「定時降下物のモニタリング」が発表している「都道府県別環境放射能水準調査(月間降下物)」は以下のサイトで閲覧することができる。
    http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html

    注60 東京電力廃炉・汚染水対策チーム会合第10回事務局会議資料「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(平成26年9月)」(2014年9月25日付)では、1〜4号機の放出量の合計値は「0.1億ベクレル/時以下」と評価している。言い換えれば、現在も最大で1000万Bq/hが出続けており、一日では2.4億Bq、年間では876億Bqの放出が続いているということである。
    http://www.tepco.co.jp/life/custom/faq/images/d140925-j.pdf

    注61 この放出事故についての報道は多いが、ここでは以下の2つを挙げておこう。
    NHKニュースインターネット版2014年7月23日
    http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20140723/1753_houshutsu.html
    東京新聞インターネット版2014年7月24日
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2014072402000185.html

    注62 読売新聞インターネット版「放射能監視体制を強化…福島県」2014年7月31日
    http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=102725
    インターネット上にはこれに関する多くのブログがある。
    http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3850.html?sp
    http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/507.html
    http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/445.html
    http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3311.html
    2014年7月には、福島と関東地方から北海道にいたる広い地域で放射線量の異常な上昇が観測されている。

    注63 井部正之「静岡市の震災がれき試験焼却で明らかになった広域処理での放射能拡散増加の可能性」『ダイヤモンド・オンライン』
    http://diamond.jp/articles/-/30406
    ほかに同氏による「焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能 拡大する管理なき被曝労働(1)および(2)」『ダイヤモンド・オンライン』も参照。
    http://diamond.jp/articles/-/27576
    http://diamond.jp/articles/-/26833

    注64 青木一政(「福島老朽原発を考える会(フクロウの会)」事務局長)「リネン吸着法による大気中の粉塵の放射能調査」
    http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/files/2010_1010aoki.pdf

    注65 原子力安全基盤機構「警戒区域内の国道6号線等の通過に伴う車両への放射性物質の影響及び運転手の被ばく評価に関する調査報告書」(2012年5月)
    http://www.nsr.go.jp/archive/jnes/content/000122709.pdf

    注66 タイヤハウスを含む乗用車の表面積のデータは、見いだすことができなかった。ボディのコーティング処理の際の料金のベースとなる数字は、以下のサイトにあり、ここでは全表面積をそのおよそ2倍と仮定した。
    SS=8.5m2未満(適合車種例:ワゴンR、ムーヴ)
    S=8.6 m2以上10.5 m2未満(適合車種例:ヴィッツ、フィット)
    M=10.6 m2以上12.2 m2未満(適合車種例:プリウス、BMW3シリーズ)
    L=12.3 m2以上14.0 m2未満(適合車種例:クラウン、ベンツEクラス)
    LL=14.1 m2以上17.6 m2未満(適合車種例:エルグランド、レクサスLS)
    XL=17.7 m2以上(適合車種例:アストロ、ハマー)
    http://www.keepercoating.jp/proshop/02845.html

    注67 国道6号線の通行量については、「国道6号通行量増加 震災前に迫る」『河北新報』オンラインニュース2014年10月15日を参照した。
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141015_63022.html

    注68 動労千葉「JR東日本 労働者への被曝を強制するな!」『日刊動労千葉』第7205号(2011年10月7日)
    http://www.doro-chiba.org/nikkan_dc/n2011_07_12/n7205.htm

    注69 『日本経済新聞』インターネット版2014年5月22日
    http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2202L_S4A520C1000000/

    注70 ロザリー・バーテル氏が寄稿したロシアのジャーナリスト、アーラ・ヤロシンスカヤの著作Alla A. Yaroshinskaya, Chernobyl: Crime without Punishment; Transaction Publishers(2011)への序文。

    注71 杏林大学医学部付属病院眼科「眼科初診についてのお願い」(2012年12月7日付け)
    http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/introduction/news_detail-612.shtml

    注72 三田茂(三田医院)「私が東京を去った訳」小平市医師会あての手紙
    http://blogs.yahoo.co.jp/hagure_geka/11743139.html

    注73 経済産業省 原子力委員会原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会「核燃料コスト、事故リスクコストの試算について」2011年11月10日付 表3の注記。
    http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/seimei/111110.pdf
     政府の「10年に1回」という重大事故確率は50基を稼働した場合のものである。福島第1原発4号機の事故で明らかなように、稼働していない原発も重大事故を起こす可能性があり、また自然災害が原発立地点全体を襲う可能性が高いという事情を考慮する必要がある。

    注74 原発立地点ごとの重大事故確率は、福島事故までの立地年数の合計約543年を、立地地点数18カ所で割って計算でき、約30年である。
    付表 原発立地点の存在期間による重大事故確率の概算

    Wikipedia各項目より筆者計算。福島事故発生は2011年3月11日とした。閏年は考慮していない。新型転換炉「ふげん」(1978.3.20〜2003.3.29に存在、現在廃炉作業中)は敦賀原子力発電所に併設されており、立地点は敦賀とした。

    注75 久邇晃子「愚かで痛ましいわが祖国へ」『文藝春秋』2011年11月号 170、175ページ




    本記事は
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性
    ――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(4/4)

    です。

    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(1/4)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(2/4)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(3/4)
    福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(4/4)


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